◇講演概要◇
製薬業界がより包括的で患者中心のケアモデルへと進化する中、「ソフトウェア連携型医薬品(Software-Enhanced Drugs:SED)」は、製品の差別化、治療成果の向上、治療価値の拡張を実現する有力な戦略として注目されています。
本セッションでは、メディデータとClick Therapeuticsが共同で、SEDの革新的な可能性について探ります。SEDとは、薬剤治療と併せて開発された規制対応済みのソフトウェアアプリケーションであり、服薬アドヒアランス(遵守)の最適化、個別化された介入の提供、実臨床データの創出を目的としています。また、SEDの基本的な概念を紹介するとともに、従来のデジタル治療やデジタルコンパニオン(デジタル支援ツール)との違いについても解説します。さらに、実際の事例を通じて、SEDが既存の市販薬や開発中の新薬をどのように支援し、臨床試験の設計、規制戦略、市場展開にどのようなインパクトをもたらしているのかをご紹介します。

同通